猫好きオヤジのバス釣り奮闘記

フォールターンオーバー

 

どうもご無沙汰しております。

 

何ヶ月ぶりの更新になりますかね笑

 

リザーバーでの釣果もブログにしたいのですがどうしても釣りに夢中になってしまい写真の撮り忘れや情報共有をしたいネタを写真に収めることが出来ないのでなかなかブログにできないのが現状です。

 

これから冬に向けて温かい所に出向くことが多くなると思うのでぼちぼちブログを再開したいと考えております。

 

なるべく有益な情報をと考えていますのでその際はご一読していただけると幸いです。

 

 

 

 

注:今回はターンオーバーを題材にブログ制作をしておりますが河川や水深のない野池は基本ターンしませんのでそちらをメインにしている方は今回の内容はスルーして下さい。

 

 

ターンオーバーについて

ターンオーバーは秋から冬にかけてよく耳にすると思いますが実際どのような現象が水の中で起こっているかご存知でしょうか?

 

昔よく耳にしたのが「表水温が4℃を下回ると下の水と入れ替わりそれが原因で溶存酸素量が減り活性が低くなる」

 

これが一般的によく耳にするターンオーバーだと思います。

 

ですがここで私が説明したいターンオーバーは「フォールターンオーバー」についてですので冬に起こるガチのターンオーバーではありません。

 

注:水の比重についての話になってくるので基本的なメカニズムは一緒です

 

フォールターンオーバーとは…?

フォールターンオーバーとはなんぞや?と思っている方に簡単にご説明をすると

 

「秋に起こるターンオーバー」秋は英語でAutumnと言いますがこれはイギリス圏でよく使われる言葉でアメリカではfall(フォール)を使うことが多いです。

 

ですのでfallとturnoverを合わせて(フォールターンオーバー)秋に起こるターンオーバーという意味になります。

 

フォールターンオーバーが起こるメカニズムとサーモクラインの関係性

ではこのフォールターンオーバーが起こるメカニズムについて説明しますが、夏になり表水温が高くなるとサーモクラインという表層からだいたい5m付近に線状のかげろうのような物が現れます(魚探にはっきり写る)これをサーモクラインといいます。

 

haruki-takeda.com

 

分かりやすい写真がないので武田栄樹さんのブログから引用させていただきました。

 

サーモクラインはフィールドの水深によってできる層が違うので一概に5m付近とは言えませんが、私が足繁く通う豊英ダムでは5〜7m付近に出来ることが多いです。

 

このサーモクラインですがサーモクラインから上の層は密度が低く溶存酸素量が豊富で逆に下の層は密度が高く溶存酸素量が少なくなっています。

 

これが秋になり表水温が下がってくるとサーモクラインを形成していた層がなくなり次第に水が攪拌されます。

 

その攪拌する時に起こる対流が原因で低酸素の水が舞い上がり湖や野池全体が低酸素状態になります。

 

この様な状態になることをターンオーバーと言います。

 

スカム(汚泥)

それと春頃よく目にするスカムですがこの時期はターンが原因でスカムが浮き上がってくることもあります。

 

↑スカム(汚泥)

 

一般的にはメタンガスが原因で浮き上がってくると言われてますが秋に出現するスカムは結構な量なのでメタンガスだけが原因で浮き上がってくるとは考えにくいです。

 

秋頃にこのようなヘドロの塊が多く浮き上がっている湖や野池はターンしていると考えてもいいと思います。

 

この他にも水面の「泡」これもターンオーバーが原因とされていますが多くの人はこの泡を目にしてターンしているかしていないかを判断していると思います。

 

朝の出船時にターンが原因で濁っていたりするとそれだけでゼロワンゲーム確定な心境になってしまいますよね笑

 

10月はバス釣りにとって鬼門

そんな厄介なターンオーバーですが私個人的な見解だと10月が一番きつくそして釣れにくい傾向にあると思います。

 

9月は台風を除けば最高、最低気温ともに緩やかに下がっていきますしそれに伴い水温も緩やかに下降していきます。

 

この時点ではターンしていてもそこまで影響はないので小バスもよく釣れるし数釣りも出来ます。

 

ですが10月になると話は別で最低気温が一気に下がりターンがかなり進行してしまいます。

 

これにより低酸素状態となったバスは極端に口を使わなくなるのでワーム等「喰わせの釣り」が成立しなくなるのです。

 

この状態になってしまうとバスが水に慣れるまではお手上げですね笑

 

これは私の持論ですし一つの仮説として捉えて欲しいのですが、秋はバスが広範囲に拡散するから巻き、すなわちプラグやワイヤーベイトがいいとされていますがこれには一つ疑問が残ります。

 

冬のバスは動きが鈍るのでシャッドのストップ&ゴーやジャークベイトのジャーキング等リアクションの釣りが有効とされていますがこれって秋にも同じ事がいえるのでは…?と思います。

 

ターンして低酸素状態になったバスの口を無理やり使わせるリアクションの釣りは状況は違えどやってることは一緒なので私は同じ釣りとしてカテゴライズしています。

 

一つ注意して欲しいのは、今私が唱えている仮説は極端すぎますし秋=拡散を否定している訳ではありません。

 

実際河川をメインにされている方は秋爆を経験している方も多いのではないでしょうか?かくいう私も5年前までは荒川をメインにしていましたので秋ヶ瀬取水堰の破壊力を身をもって体験しています!

 

イモ40を転がしているだけで1時間8本釣れた時は本当に驚いたし秋爆って本当にあるんだ!と感動したのを今でもはっきりと覚えています。

 

ですがこれは河川の話であって場所がリザーバーとなると話が変わってきます。

 

リザーバーだと秋よりも夏の方が数は出るのでプラグメインの方以外は秋爆を体験するのは難しいように思います。

 

この時期は朝ワームをやって反応が悪ければクランクやチャターを投げ倒した方が効率がいいですしサイズも出るのでおすすめです!

 

稲渋について

霞水系では毎年秋になると「稲渋」というワードが出てきますがこの稲渋もターンと一緒で水中の溶存酸素量が減り魚が大量に死んだりします。

 

メカニズムについては詳しく説明してるブログが沢山ありますのでそちらをご参照下さい。

 

まとめ

今回話した内容は私個人の見解でもありますしバスフィッシングもとい釣り全般に言えることですが魚釣りは仮説の検証を繰り返すことで状況判断能力が身につくと私は考えています。

 

何も考えずにバンク沿いや沖にキャストするのではなく「流れが当たるアウトサイドの岩盤だから狙ってみるか」とか「あれ?いつもはフローティングカバーがないのになんで今日はあるんだ?昨日の雨の影響で流れがあって出来たのか?」とかなんでもいいので頭を使いながら釣りをしてみて下さい。

 

ターンしていても水通しのいい場所には絶対に魚は集まりますのでその魚をどう仕留めるか試行錯誤してみて下さい!そこが魚釣りの醍醐味でもあるし楽しいところだと思います。

 

最後になりますが先日まで使っていたブログの独自ドメインが使えなくなったので新しく設定し直しました。

 

これには理由があり、お名前.comで独自ドメインを作った際サーバーも一緒に契約したのですがはてなブログはサーバーを必要としておらずお金の払い損ということに気づいたのでサーバーの解約をお願いをしたところ「解約は3ヶ月後にならないと出来ないからそれまでは解約出来ない」と意味不明な回答があったのでドメインが使えなくなるまで放置していました。

 

クレジットカード情報はいつでも変えられるのでブログを継続する自信のない方(私みたいな人)はプリペイドカードで登録し必要に応じてクレジットカードに変更した方がいいと思います。

 

私はこれで数ヶ月分搾取されずに済みました。

 

お名前.com自体怪しいですし「サーバーを借りないとドメインが安くならない」みたいな記載もありますので契約される方は注意して下さい。

 

このことに関連しますがTwitterもメインアカウントと同じような内容をつぶやいていたので新しく作り直しました。

 

以前のアカウントは削除済みですのでフォローの解除をお願いします。

 

それではまた✋